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試作車を作ってみたことで、つい忘れてしまっていた自分が本当に欲しいモノ、最初のコンセプトを思い出すことが出来ました。

私が欲しいのは、『時速10kmが出る移動手段で、なおかつ身に付けられるようなモノ』であり、それは〝歩き〟と〝自転車〟の中間に位置するものです。そして私は、それを実現するために必要最低限のシンプルな道具が欲しいんです!!でも、アイデアを形にしていく過程では、どうしても今ある自転車などと比較してしまい、もっと楽に進めた方がいいなとか、もっと乗り心地が良い方がいいなとか、あれもこれもと欲張ってしまうものです。でもそれらは、結局は無駄なもの、余計なものなんですよね。

ちょっと大袈裟に言えば、日本の携帯電話とi-phoneみたいなものですかね。日本人はきめ細かいサービスが得意ですが、そこに気を使い過ぎて、大局的な本質を見失ってしまうという。。そんな感じのことです。(苦笑)

さて、初心忘れるべからずということで、私のコンセプトに合う移動手段で、過去に発売された道具をよーく思い出してみると、それはやはりキックボードになるだろうと考えました。しかもキックボードは試作車の問題点であった重くなる部品(=自転車のクランク部品など)が使われていないわけでして、そのことからも必然的に思いつく乗り物だったのです。

考えがまとまればB型男の本領発揮で、善は急げ!とばかりに近くのダイクマ(関東の方しか判らないでしょうが、有名なディスカウントショップです)に走って、さっそくキックボードを買ってきました。

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夜なべして作った試作車でしたが、乗ってみるとまぁいろいろな問題点が判りました。

まず第一に軽量化が難しいということ。自転車はだいたい標準的なパーツが決まっていて、この試作車もそれらのパーツを組み合わせて作ったのですが、そのパーツ一つ一つが結構重いんです。特にペダル周りとかチェーンとかですね。ロードレーサーとかでフレーム重量は1kg前後なのに、完成車は9kg(これでも自転車としてはかなり軽いですよ。だってママチャリは15kg位ありますからね!)とかになる理由はこれです。

もちろん高価な部品を使えばある程度の軽量化は可能ですが、そんなにコストがかかっては私自身も買えなくなってしまいます(苦笑)。 そのため、A-bikeはほとんどの部品を特注で作っているハズですが、私にはそんな開発費どこにもありません。だってサラリーマンですもん。。

第二に、乗っている姿があまり格好よいものでないというのも致命的です(汗)。もともと特殊な乗り物になるわけですが、それでも乗る姿がスマートでなければ万人受けしないし、特に女性には受け入れられないでしょう。

これらの問題は作っている最中にでも気が付きそうなものですが、夜なべしている時は作ることに夢中になってしまい、コンセプトを完全に見失っていました。

でもそれが判っただけでも作ったみて良かったです。

前回ご紹介したのは夜なべして作った試作車です。
もちろんフレームだけを自作して、パーツ類はママチャリとかの自転車部品を利用しています。もう手作り感丸出し!試行錯誤の塊です。(笑)

この試作車、写真を見ればすぐに判りますが、椅子がありません。
これはA-bikeが5.7kgなので、椅子を取れば5kg以内に収まるだろうという安易な発想によるものです。
ちなみに椅子を取ると乗りづらそうな印象を受けますが、自転車を立ち乗りするのと同じなので、自転車に乗れる人なら誰でも乗れます。

また、フレームの折り畳み部分を無くすことで、軽量化とコスト削減を狙っています。
折り畳み自転車では、よくフレームを折って畳む方式のものを見かけますが、その場合折り畳み部分を頑丈にしなければならず重くなってしまうし、部品点数も増えてコストアップにもつながるワケで、なるべくシンプルな形状にしてみました。

この試作車はこんな感じで乗ります。



ちなみにこの試作車のフレームは、発砲スチロールを芯材にして、デブコンという金属パテとガラス繊維を重ねて作っているのですが、ご覧の通り人が乗っても大丈夫なくらい頑丈に作ることが出来ます。また、いろいろな形状にすることが出来るので、他の試作にも使える方法だと思われます。非常に簡単なので、今度作り方をご紹介しますね。

それにしても、アパートの通路でこんなの乗り回しちゃ、、ダメですね。(汗)

 

法律の問題は別として、誰でも簡単に乗れて、安全でかつ持ち運びしやすく、歩き以上自転車未満のスピードが出せるベストバランスな乗り物は何でしょうか。

まずローラースケートとスケボーですが、これは誰でも簡単に、、とはいかないですね。スケボーなんて今から練習したとしても、絶対折りますよ。どっか。(苦笑)

次にキックボードですが、誰でも乗れるとは思うのですが、一般的なものはタイヤが小さく硬いのでなかなか進まないし、タイヤを踏みつけて止まるためハンドブレーキが付いていません。これはやっぱり危ないです。ただしチロというドイツ製のものはその辺が改善されていて、結構進むみたいだし、ハンドブレーキも付いて重さは5.5kgと、かなり良い乗り物だと思われます。でも値段が9万円するんですよねぇ。うーん、私にはちょっと難しいかな。。

最後に折り畳み自転車ですが、ここにはすんごい良くできた乗り物が存在します。それは知る人ぞ知るA-bikeです!これはとても小さくなるし、重さも5.7kgでれっきとした自転車です。値段は5万8千円とそこそこ高価なのですが、まさに発明品という代物なのでやむを得ませんね。

でも欲を言えば、重さは5kg以下にしたい!値段は3万円以下にしたい!!

ということで、それを実現するためにコンナモノを作ってみました↓

1b97ba9c.jpeg

道路交通法では、原則として車輪が付いた乗り物を軽車両と定義しているワケですからローラースケートにしても、スケボーにしてもどんどん道路を走って良さそうなものですが、現実的にはこれらは「遊具」と解釈され、公道で乗っていると警察に注意されたりする様です。また条例で禁止している地区もあります。

そうすると、

1.ローラースケート系  2.スケボー系  3.キックボード系

は「遊具」、唯一

4.折り畳み自転車系

だけが「軽車両」という扱いになっているのが現状です。

なぜそうなってしまったのかと考えると、やはり強度や安全性に問題のある乗り物だと考えられているからであり、実際に、自転車には必ず付いている前後ブレーキがローラースケート、スケボー、キックボートには付いてませんもんね。まぁローラースケートとかスケボーはブレーキすら付いていないし(笑)、乗りこなすにはかなりの練習が必要ですから、誰にでも安全とは言えないのかも知れません。多分私はもう乗りこなせないでしょう。。

またメーカー側も「遊具」として製造・販売しているところがほとんどなので、あまり大きな問題にはしないのだと思います。

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プロフィール
HN:
マンブル
性別:
男性
自己紹介:
本業は技術系契約社員。

B型男の特徴そのままに「自分が本当に欲しいモノは自分にしか作れない!」と突然大きな声を出し、2005年頃より活動開始。

年男でもある2009年、世界同時不況のゴタゴタにビビリながらも個人事業「FIRST-PENGUIN」を設立。

いつかペンギンのように大海原を泳ぎ回りたいと妄想する中年男です。でも進み具合は陸の上を歩くペンギン並みなんですよね。トホホ。。

1973年生。神奈川県在住。
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